プロフィール

1995年6月10日生まれ(現在27才)

 

 幼少期より、社会福祉法人 横浜訓盲院で生活をする。

2002年 学校法人 横浜訓盲学院に入学。小学部、中学部、高等部、専攻科生活科までそこで学ぶ。生まれつきの全盲。四肢が短く、車いすでの生活をしている。

 

 ものごころついた頃より、音の出る物には大変関心を示し、自分で色々試しながら音を出す。楽器のみならず、茶筒を回したり、カンのフタを叩いたり、ありとあらゆる物で楽しんでいた。キーボードはすぐにボタンの役割や操作の方法がわかり、デモ演奏を覚えて再現したり、鍵盤をリズムモードにしてドラムセットのようにリズムを奏でたりして遊んでいた。

 ピアノの演奏においては、ペダルに足が届かないため、子供用の補助ペダルを改造した専用ペダルを使用して演奏している。右足でイスをバスドラムのように叩き、口ではボイスパーカッションとしてスネアやシンバルの音を出し、左足で補助ペダルを踏んで響きを調整しながらピアノを弾く。

 

10才の頃に現在の師匠 上田浩司氏(ピアニスト、編曲家)と出会い、レッスンを受けるようになる。楽譜は見えないため、バンドや歌、ピアノ、オーケストラなどの原曲を録音して練習用のCDを作り、それをヘッドフォンで聴きながら自分なりにピアノソロにアレンジをして弾くという練習のスタイル。ビートやグルーブが効いた曲を得意としている。ビートルズ、スティービーワンダー、カーペンターズ、マライア・キャリー、JAZZの名曲、映画やアニメのテーマ曲など、レパートリーを広げてきた。最近はカホンとのセッションによるカシオペアやピアノジャックのシリーズを得意としている。レッスンでは、師匠と、言葉よりも感性で通じ合い、多彩な演奏を身につけてきた。

 音楽活動を続けるに当たっては、たくさんの方々に多大な支援をしていただいている。

 

 横浜訓盲院退所後は、成人施設で生活をしながら、音楽活動を続けている。上田浩司門下一同の発表会や西洋館でのサロンコンサートの他、地域のお祭り、高齢者施設での演奏会などに出演。さらに活動の場を広げていきたい。

 

ブラフ18番館で初めてサロンコンサートをした時のことが新聞の記事になりました。

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